CHEF
私の中国料理
Message from Yuji Wakiya
私が料理と向き合うとき、
常に心がけるのは体や心まで
元気にしてくれる旬の食材を使うこと、
五味(甘味、塩味、酸味、苦味、旨味)の調和、
最後の一皿を食べ終えて実感する満足感。
私の原点ともいえる上海料理の
古き佳き味を大切にしながら、
日本らしい四季の彩りや香りを添えて。
伝統と創作が織りなす中国料理の魅力を
お楽しみいただければ幸いです。
Message from Yuji Wakiya
私が料理と向き合うとき、
常に心がけるのは体や心まで
元気にしてくれる旬の食材を使うこと、
五味(甘味、塩味、酸味、苦味、旨味)の調和、
最後の一皿を食べ終えて実感する満足感。
私の原点ともいえる上海料理の
古き佳き味を大切にしながら、
日本らしい四季の彩りや香りを添えて。
伝統と創作が織りなす中国料理の魅力を
お楽しみいただければ幸いです。
Yuji Wakiya
1958年
北海道札幌市生まれ
1973年
15歳で中学卒業と同時に東京・赤坂「山王飯店」入社
1983年
東京ヒルトンホテル(後のキャピトル東急ホテル)入社
1985年
27歳で立川「リーセントパークホテル」の中国料理部料理長に就任
1992年
「リーセントパークホテル」の総料理長に就任
1996年
「トゥーランドット游仙境」代表取締役兼総料理長に就任
1997年
パン パシフィック ホテル横浜 中国料理総料理長に就任
1998年
パン パシフィック ホテル横浜にて皇太子(現天皇陛下)御夫妻行啓のご夕食調理総責任者を拝命
2001年
東京・赤坂に「Wakiya一笑美茶樓」をオープン
2007年
7月にニューヨークのグラマシーパークホテル内に「Wakiya Gramercy Park Hotel」をオープン、
海外進出を果たす。(2008年12月移転のためクローズ)
2008年
東京・池田山に「Wakiya迎賓茶樓」をオープン(2011年移転)
厚生労働大臣表彰(厚生労働大臣)、東京マイスター(東京都知事)受賞
2010年
厚生労働省による卓越した技能者(現代の名工)受賞
2011年
東京・赤坂に「トゥーランドット臥龍居」、「Wakiya迎賓茶樓」をオープン
2012年
農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」ブロンズ賞を受賞
2014年
秋の叙勲にて黄綬褒章を受章
2017年
農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」シルバー賞を受賞
2023年
料理人人生50年の歩みを綴った『厨房の哲学者』(幻冬舎)を上梓
12月に東京銀座にGinza脇屋、蕎麦割烹橙をオープン
公益社団法人日本中国料理協会会長、一般社団法人全日本・食学会理事長。
ワインにも造詣が深く、2005年に日本ソムリエ協会認定名誉ソムリエに就任。2008年にフランス・ボルドー地方よりコマンド―ルの騎士号、2009年にシャンパーニュ騎士団のシュバリエの称号を受ける。
脇屋の料理は上海料理の伝統を軸に旬の素材をふんだんに取り入れた身体に優しい中国料理。こだわりの器に美しく盛りつけた料理は、日本人らしい繊細さとつややかさが表現されていると国内外から高い評価を得ている。五味(甘味、苦味、酸味、塩味、旨味)の調和がとれたコース料理、確かな技術から生まれるオーソドックスな中国料理は幅広い層に人気が高い。
2002年より欧米を中心に海外で行われるチャリティー活動に積極的に関わる。2005年に世界中の名だたる料理人が技と哲学をもって最先端の料理を披露するMadrid Fusion 2005(スペイン)、2011年にWorld Gourmet Summit(シンガポール)に参加するほか、香港や台湾の料理人とコラボレーションイベントを開催するなど世界に活動の場を広げている。また、2006年に北海道庁より任命された「食のサポーター」として、国内はもとより海外(ロンドン、シンガポールなど)に向けて道内各地の商品・食材の情報発信に努めるほか、地域ブランドの磨き上げにも注力する。
メディアではNHK『あさイチ』、『きょうの料理』等のテレビ、雑誌を通して中国料理や中国茶の楽しさを広く伝えている。また、調理師学校での特別授業や講演会、コンクールの審査員などを通じて後進の指導に当たるほか、ジャンルを超えて料理人同士の交流に力を入れるなど、中国料理に留まらず日本の料理業界の発展にも力を入れている。